英語を聞き流しても意味がない

ちまたでは英語を聞き流せば、
英語を話せるようになると思っている人がいます。

だけど、それって本当ですか?

何も考えず、日本語を聞いても内容が分からないのに

英語を聞くだけで英語が話せるようになるなんて
ありえないと思いませんか?

実際の所、英語を聞くだけで
英語が話せるようになるわけありません。

音として区別ができても
言語として理解できないし、
頭に残らないですよね?

分からない言葉を聞いても脳に残らない
それは当然のことです。

赤ちゃんが言語を覚えるときの過程を考えてみても、
何度も口から言葉を発して、
間違えながら覚えていく。

何度も何度も話して、理解できるようになり
はじめて話すことができるようになります。

それを聞くだけで話せるようになると言うのは
かなり強引な勉強方法だなと思います。

でも、聞き流しをやっている方の中には
英語が理解できるようになったという人はいます。

英語をたくさん耳に慣らしておくことは
大変重要だと感じて、
留学前は英語の聞き流しをたくさん行う。

それにより、ネイティブの人が言う言い回しが
大体の事が理解できるようになった。

でも、自分で話せるようにはなることはない
とおっしゃるかたもいらっしゃいます。

人によっては英語が聞けるようになるけど、
話せるようにはなりませんよね。

それにリスニングができるようになったというのも
どうなのでしょうか?

もともと英語の理解力(リーディング力)のある人は
英語の音が理解できれば
英語が聞けるようになる人はいると思います。

でも、英語の下地がそこまでない人は
きっと聞き流しはうまくいかないでしょう。

脳科学的にも聞き流し用のスクリプトは
文字として8割から9割理解できないと
意味がないとも言われています。

それを端的に証明するのが
倍速リスニングがあると思います。

倍速リスニングは英語を1.3倍から2倍の間の
英語スピードでリスニングする方法。

この方法で英語が聞けるようになったという
宣伝を見ることもあると思いますが、

倍速リスニングを行っても、あまり効果を
感じない人は一定の割合でいらっしゃいます。

倍速で英語を聞くよりかはたくさんの英語を
理解しながら聞いて、ネイティブの英語のリズムや

言い回しをきちっとひとつひとつ理解していく
こういうことが大切だと感じる人は多いです。

そういう人は英語を理解しながら
たくさん英語を聞いているので、

留学先で、相手の言うことが理解できる
コミュニケーションがスムーズができた

という声が上がってくるんですね。

人間の脳は覚えたことをすぐに忘れてしまう

そもそもスピードラーニングのような聞き流しで
英語が身につかない理由としては、

理解できない英語は脳に残らない
これが一番の理由です

これは詰め込み式で単語を覚えることに
とても似ています。

一時的に脳に記憶されるけど、
すぐに忘れてしまうからです。

一度だけ記憶して脳に残る記憶は
短期記憶と言われています。

短期記憶で記憶した情報は、脳の海馬という部分に
一時記憶されます。

そして、一定期間を過ぎると徐々に
忘れていってしまいます。

これはエビングハウスの忘却曲線という
研究結果で説明できる内容となっています。

簡単に言うと、時間がたつほど記憶を思い出しにくくなる
という今では常識的な内容なんですけどね。

だから、何度も学習することで
短期記憶から長期記憶にしていくことになります

長期記憶は大切な情報と脳に認識させることで
海馬から大脳皮質に記憶が移ることで

短期記憶から長期記憶に記憶が変わっていきます。

その為、聞き流しで英語を聞いても
何度も何度も聴き続けないといけないし

理解できない英語を聞いても
記憶に残るのは音だけです。

その音の意味は分からないので
英語を話すという行為にはつながらない

というわけなんです。

だからこそ、英語の音と意味を脳に深く
記憶させることが大切で、

記憶するためには音と意味の組み合わせを
理解して使いこなすことが大切になります。

それを効果的に行うためには
表面上の学習=詰め込み教育ではダメで

感情や体験をイメージさせるような
学習方法にしないといけません。

五感を刺激するリスニング方法が大切

留学してから友達とよく話す言葉をイメージしながら、
どういった言葉を使うのかを考えて

スピーキングの練習をするといいんですね。

たとえば、今流行りのアーティストがすごいかっこいいけど
どう思う?などなど

相手もかっこいいよね!
何て言ってくれたら話がはずみますよね。

そんな場面を思い描きながらスピーキングの練習を
することがしっかりと脳に英語を
刻み込む役割をするということです。

逆に厳しい言い方をすれば、
何も考えずに聞き流しているだけで記憶できるほど

語学学習は簡単ではないです。

寝ている間にずっと英語を聞いているだけで
次の日起きたら話せるようになっているでしょうか?

そんなことはありませんよね。

感情や情景を思い描けない学習方法は
間違いなく壁にぶち当たります。

何度も復習することは大切ですが、
脳が刺激されないつまらない内容は

短期記憶から長期記憶に移りにくいです。

なぜなら、脳が大切な情報として
認識しないためです。

脳の性質上、いらない情報はすぐに捨てるような
機能を持っているので
不必要な情報は長期記憶されません。

むしろ、すぐに忘れ去られてしまう情報に近いです。

その為、五感を刺激しないつまらない勉強方法は
語学学習の敵になります。

理解できなかったり、興味の湧かない題材を
選んでしまうと、もう悲惨です。

英語が話せるようにならないため、
英語学習のモチベーションがどんどんなくなっていきます。

自分が好きな映画やテレビ番組などを、

何度も見て楽しみながら学習する方が
よっぼど英語学習の効果を感じることができます。

そのため、小難しい題材を聞き流しているなら
すぐにやめて、自分が楽しめる題材を探してください。

そして何度も聴いて脳に刷り込みましょう。

そうすれば、英語を楽しんで聞き流しができるし、
意味のある聞き流し学習ができるようになります。

もし、聞き流し学習をしている人で、自分が興味を持てない
題材を選んでいるなら今すぐやめましょう。

留学したときに自分が体験すると思えるような場面

たとえば、ファストフードでの注文方法やレストランでの
注文の仕方など

初めて友達と行くときでも、颯爽とこなせるようなことができたら
素敵ですよね。かっこいいです!

そんな自分をイメージできる場面の題材を選ぶと、
モチベーションが保ちやすくていいですね。

だから留学先で体験すると思える場面が考えて
聞き流しを意味のある勉強方法にするようにしてくださいね。

つまらない題材を選んで効果の少ない
英語学習から脱出するようにしていきましょう。